【アメリカ旅行】コロラド州 ロッキーマウンテン国立公園②

国立公園

2021年9月、Labor Day(レイバーデー)の連休を利用して行った、コロラド州のロッキーマウンテン国立公園(Rocky Mountain National Park)への子連れ旅行(娘12歳、息子9歳)についてご紹介します。

Colorado River Trailhead(コロラド・リバー・トレイルヘッド)

Colorado River Trailhead(コロラド・リバー・トレイルヘッド) から出発するトレイルは、たくさんあります。

ここでは軽くハイキングの予定だったので、0.5マイルと距離が短いRed Mountain Trailを歩くことにしました。この時、時間は9時30分頃。まだ厚手の上着を着ないと寒いぐらいでした。

標高が高いので、高山病にならないようにのんびり、脱水症状を起こさないようにこまめに水分補給をしながら歩きました。

動物のフンがあちこちに落ちて、ぬかるんだ地面に動物のものらしき足跡もありました。その形跡から、クマや鹿ではなさそう。ムースかエルクだろう、と。もしかして近くにいるのかな!?と淡い期待を抱きましたが、残念ながら、結局何にも出会うことはありませんでした。

道なりに歩いたつもりだったのに、いつの間にかRed Mountain Trailを見失ってしまったようで、次の案内板にはRed Mountain Trailの名前がない。笑

いつもトレイルを歩くときに使用しているアプリも圏外で使えず、どのトレイルを歩いているのかもよく分からない状態になってしまいました。

まぁもともと明確な目的地があったわけではないので、気にせず進んで、時間を見ながら適当に引き返すことにしました。

しばらく歩くと、川らしき場所に出ました。これがコロラドリバーなのかは分かりませんが、穏やかな心安らぐ場所でした。

お昼前には次の目的地へ着きたかったので、このあたりで駐車場へ戻ることにしました。

アメリカのトレイルと歩いていると決して珍しくもない光景ですが、こんな木があると思わずじーっと見てしまいます。

だんだんと気温も上がってきて、ぽかぽか陽気になってきました。歩いていると、厚手の上着では暑いぐらい。

次は、トレイル・リッジ・ロードを戻り、ビジターセンターへ向かいたいと思います。

Alpine Visitor Center(アルパイン・ビジターセンタ―)

トレイル・リッジ・ロードの途中にあるのが、Alpine Visitor Center(アルパイン・ビジターセンター)です。ほかの3つのビジターセンターはゲートの外にあるので、ロッキーマウンテン国立公園内の唯一のビジターセンターになります。

展示室と、お土産ショップがあります。

ここのショップは、見ているだけでも楽しめるほど広く、いろいろなお土産がありました。私たちもお土産を購入して、シナモンブレッドやチョコマフィンの軽食で腹ごしらえをしました。

その後、ビジターセンターの前にあるAlpine Ridge Trail(約0.7マイル)を歩くことに。

こうして見るとそんなに急なトレイルではないけれど、標高が高いので、少し登っただけで息切れ。距離も長くはないし、舗装された普通の階段なんだけど、休憩をしないと息苦しくて登れませんでした。

とてつもなく長い道のりに感じたけれど、登りきったあとの景色は最高でした。お天気も良いと、遠く向こうの山まで見渡せます。

ここは標高12,005フィート(約3,660m)、実は約3,776mの富士山とあまり変わらない高さです。

この絶景を楽しみつつ、子どもたちは岩場にのぼったりして遊びながら、駐車場へ戻りました。

これが高山病…!?

この日、14時からBear Lake Road(ベアレイク・ロード)の予約をとっていたので、ビジターセンターからそのままベアレイク・ロードへ向かうことにしました。

車に乗る前から、ちょっと頭痛いかも…?と思っていたのですが、車が走り出してしばらくすると、なんだか気持ちが悪い。もともと乗り物酔いしやすいので、くねくねの山道で酔ったのだと思いました。途中で車を停めてもらって休憩したのだけど、その時には外に出られないほど、気持ち悪さも頭痛も酷くなっていました。旦那は心配するどころか、隣でのんきに寝ていて頼りにならない。良くなるどころか、悪化していく症状。これはもしかして、高山病というやつかもしれない。という思いが、ぼんやりと頭をよぎりました。

高山病だとしたら、休憩するよりも、早く標高が低い場所へ行くべきなんじゃないか?と考えて、頭がボーっとする中、目をつむったまま手探りで隣で寝ている旦那を叩き起こしました。これから行こうとしているベアレイク・ロード周辺は、ここよりも標高が低いはず。それなら、とりあえずそこに向かってもらおうと思いました。

幸い、ベアレイク・ロードへ近づくにつれ、症状は和らいでいきました。ベアレイク・ロードに入ってからまた車を停めてもらい、しばしの休憩。この時には、外に出て新鮮な空気を吸えるほどには回復していました。

下ってきてから回復したということは、やっぱり高山病だったのではないかと思います。気をつけていたつもりだけど、不十分だったのかな。それはもう本当にしんどかったので、これからロッキーマウンテン国立公園へ行かれる方は、十分に気をつけてください。

Bear Lake Road(ベアレイク・ロード)

前回のロッキーマウンテン国立公園①でも書きましたが、コロナの影響で、2021年9月現在、ベアレイク・ロードへ入るには事前予約が必要となっています。

この日の私たちの予約時間は14時でした。この時間から2時間以内であれば、入ることができます。

ゲートになっている場所の手前から、車の列ができていました。そんなに混雑していたわけではないけれど、スタッフの方が予約を確認するため、ここで一旦停止します。予約の画面を見せると、許可証を車のフロントガラスへ貼るよう指示があり、中へ通してくれます。この時、私たちは予約時間より5分ほど早かったのですが、通してもらえました。

Sprague Lake Trail(スプラグ・レイク)

無事にベアレイク・ロードへ入り、私たちが向かったのは、Sprague Lake Trail(スプラグ・レイク)です。

この湖をぐるーっと1周するトレイルがあります。

小さな橋を渡ったすぐ向こうに湖があります。

湖が見えてきました。

子どもたちが、ここでおやつタイムにしたいと言うので、湖が見えるベンチに座って、さきほどビジターセンターで購入したRocky Mountain Munch Mixというものを食べてみることにしました。ほぼナッツだけど、おいしい。

この時、通りかかった人が、向こうにムースがいるよ!と教えてくれました。全然気がつかなかったけれど、確かに、私たちがいる場所からもムースが見える!おやつタイムを中断して、ムースの近くまで行ってみることに。

私たちがその場所へ行った時には湖の奥の方へ移動してしまっていたけれど、この日も角がないメスのムースでした。どうやらお食事中のよう。

青空とキラキラ輝く湖が本当にきれい。

時間がゆったりと流れていくようで、安らぎます。とても清々しい気分。

子どもたちの遊びに付き合いながらゆっくり湖のまわりを1周して、約1時間かかりました。

この時間帯は雨が降りやすいとの情報をネットで見たけれど、この日お天気が崩れることは一度もなく、トレイルの散策を満喫することができました。

Moraine Park(モレーン・パーク)

Moraine Park(モレーン・パーク)に立ち寄り、ちょっとだけ散策をしました。

雲間から差す光が幻想的。

近くのMoraine Park Discovery Center(モレーン・パーク・ディスカバリーセンター)には、ビジターセンターにあるような小さなショップがありました。

エルクの群れに遭遇

ベアレイク・ロードを出る直前、ゲートのすぐ手前の広場に、エルクの群れを見つけました。

みんな道路脇に車を停めて、エルクを見るための人だかりができていました。

立派な角のオスのエルクがどんどん近くへ近づいてきて、子どもたちも大興奮。

さらに、パークを出たあと、エステスパークの街中にもエルクの群れ。たくさんいてフレーム内に収まらなかったけれど、1頭のオスのエルクが群れを率いるように歩いていました。みんな、山からおりてきたのかな??

多分、珍しいことではないのだと思うけれど、こんな偶然に出会えてラッキーでした。

Beaver Meadows Visitor Center(ビーバー・メドウ・ビジターセンター)

エステスパークの街でエルクの群れを見かける前に立ち寄ったのが、Beaver Meadows Visitor Center(ビーバー・メドウ・ビジターセンター)です。

パークのゲート、Beaver Meadows Entrance Station(ビーバー・メドウ・エントランス・ステーション)を出ると、右手にビーバー・メドウ・ビジターセンターが見えてきます。

ここはパークゲートの外にあるので、パークに入らずに立ち寄れるビジターセンターです。お土産ショップもあります。

それでは、この日の観光も終わったので、続きはまた後日、書こうと思います。

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